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人間関係が原因で仕事を辞めたい

人間関係が原因で仕事を辞めたい

仕事を辞めたいという思いは、多くの人が抱えたことのある感情でしょう。特に職場の人間関係が原因の場合は、相手と毎日顔を合わせなければならないので余計辛いものがあります。

特に上司が相手の場合、嫌みをねちねち言われたり、理不尽に叱られたり、威圧的に接してきたりと、その立場を利用した一方的な展開になりがちです。しかし有能な上司であれば、感情を持ち込むことがどれだけ業務に悪影響を与えるのかわかっていますので、不要な感情は持ち出さず、適切に注意やアドバイスをすることを心がけているはずです。ですから、あなたが不快に思っているその上司は、少なくとも有能ではないといえます。

では、なぜそのような態度で接して来るのか?それは上司が意識しているかしていないかは別ですが、自分に自信がないからです。あるいは、そのような方法しか持ちえない人なのでしょう。言うことを聞かせることが上司としての権威を保つ方法だと信じていますので、怒りや嫌味などで威圧してくるのです。言い換えれば、あなたを含め自分に阿ってこない部下が怖いのです。ゆえに残念ですが人の上に立つ器量は持っていないということになるでしょう。

※他者を怒りでコントロールする人は怖がりで自信もなく責任を取ることからも逃げがちです。心理学者のアドラーは【怒り】をもっとも能力の要らない単純で低俗な他者のコントロール法だと断じています。ちなみに【怒り】でコントロールされた人たちは、いずれ【怒られないような仕事】の方法を選ぶようになるので、発展性もなく企画力も落ちてしまい、会社全体としてもある程度で頭打ちになることは避けられません。

話は変わりますが、嫌な相手の話を聞くときに感情的になってしまうのは、話の内容よりも《誰が話しているか》に集中しているからです。だから相手がどんな話をしていようと《不快な感情》しか湧いてこない。逆に言えば、初めからその内容を色眼鏡で見ていることになります。これでは、何をしても上手くいくことはないでしょう。

ですから例え上司と合わなくても、これが仕事である以上、「誰が」ではなく「何が」話されているか?に集中する必要があります。上司の人格と仕事を混同せずに、話の内容だけに集中するということですね。もちろん、それも不備だらけだったり、効率の悪いことだったりすることもあるでしょう。その場合は質問すれば良いのです。なぜならこれは仕事であって好き嫌いではないのですから。例えそれで相手の機嫌が悪くなっても、人格と仕事を混同しないあなたにはもう関係のないことです。

そうは言っても・・・と思われたことでしょう。僕も長く会社員をしていましたから、現場の複雑な感情はよくわかります。ただ上司は選べませんし、感情と仕事を混同すれば、いい方向に向かうことは決してない。ですからまずはここから始めて欲しいと思います。

感情と仕事の話をしましたので、もうひとつ。上司と仕事だけではなく、あなたと仕事にも同じことが言えるという話をしておきましょう。

あなたは会社で上司から理不尽に叱られたり、認めてもらえなかったりすると「自分はもっとできるのに」とか「私のことを何もわかっていない」と不満に思ったりしませんか?実はここにもひとつ意識したほうがいいポイントがあります。それは《あなたの人格とあなたの仕事は別のもの》ということです。

仕事をミスしたからといって、あるいは結果が出なかったからといって、あなたがダメな人間だということではありません。例えば学生時代に部活の試合で活躍できなかったときに、「自分の人格」に問題点を求めましたか?テストで失敗したときに、「自分の人格」に問題点を探しましたか?それらは、反省すべきかもしれませんが、「人格」の問題ではありません。その証拠に、試合で勝てなくとも、テストで失敗しようとも、友達は相変わらず仲良くしてくれたはずです。仕事も同じで、ミスしたら次に注意すればいいし、できないなら努力すればいいだけのことでしょう?

上司に叱られたり、嫌味な態度をとられたとしても、それはあくまで仕事に対するものです。あなたの人格を貶めるような真似は、誰にもできないのです。そうではありませんか?ですから、例え仕事で問題が起きたとしても、あなたという人格には何の関係もありません。仕事と自分の人格と混同することはやめにしましょう。そんな暇があるなら、次にどうするかを考えることです。

今回は上司と仕事、あなたと仕事の関わりにおける線の引き方の話をしました。大事なのは感情と仕事を混同しないことと、仕事と人格は別のものということでした。もちろん仕事を辞めたい、変わりたいという気持ちには他の要因も多々あります。アドラー心理学にせよ、認知行動療法にせよ、それらの気持ちに向き合って本当の考えを探る具体的な方法がありますので、もし仕事で悩んでいることがあれば、一度ご相談ください。感情論ではなく、冷静に自分と向き合ってから決めないと、次の職場でも同じようなことが起きてしまいますからね。

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