toggle

何でも自分や人のせいにしてしまう

『認知の歪み|個人化』

本来の責任の所在について落ち着いて考えることをせずに、感情的に自分(相手)だけに責任をかぶせて結論付けるので、必要以上に自分(相手)を苦しめる結果となります。また、原因の分析が偏ってしまうために、有効な解決策を見つけることができず、ただ責め続けるだけという感情に操られた状態が続きます。例えば「子供が万引きをしたのは私の育て方が悪かったからだ。すべて私の責任だ」「彼に貸してから車の調子がおかしくなった。彼の使い方が悪かったに違いない。あんな人に貸すべきじゃなかった」などがそれにあたります。結論の飛躍とも関係しますが、「~すべき」という偏った固定観念が引き起こしているともいえます。

「○○は~すべき」という根拠を軸にするのはナンセンスです。今まで自分のすべきことだけをやってきた人など誰もいないはずです。目標や理想にはなるかもしれませんが、「~すべき」が守られるほど現実は単純ではありません。また、問題は単独の責任において起きることはほぼありません(私だけが悪い、あの人だけのせいという状況は滅多にない)。事件はいろいろな要素が重なり合って起きるのです。感情に揺れる気持ちはわかりますが、感情に事実が曇らされてしまっている間は何も前に進むことはありません。

冷静さと客観性を取り戻して事態を受け止めるために、事態を洗いなおしてみることをお勧めします。そして同時に、なぜ反射的に責任をかぶって(かぶせて)しまうのか、その自動思考に焦点をあてることも大切です。難しいときにはお気軽にご相談ください。

目次⇒認知の歪み|基本パターン10

参考記事⇒リフレイムのカウンセリングについて