2016-12-20

嫌なことに集中すると起こること

嫌なことに集中すると

好きなことに集中していて感覚が研ぎ澄まされてくる感じを経験したことがある人は多いのではないでしょうか?研究や観察、趣味や娯楽に集中すると、他のことが気にならなくなって、その世界に入り込めるようになります。すると普段より頭の回転も速くなるし、小さな変化を見逃すこともありません。

では逆に、嫌なことに集中するとどうでしょうか?集中という言葉は適切でないにせよ、嫌なことに囚われてしまい、そればかり考えたり、気にしたりする状態と考えてください。

経験的に言うと、好きなことに集中するのと同様、感覚が研ぎ澄まされてしまう気がします。普段は聞き流せるような言動にいちいち苛立ったり、ちょっとしたことから不安が生まれたりと、悪い意味でのめり込んで抜けられなくなってしまう感じです。

こうなってしまうと、好転のきっかけはなかなか訪れませんよね?

自分の精神状態があまりよくないときは、一旦「問題を見ない」という選択もありだと思います。悪いときにわざわざ悪いことを考える必要はありませんし、いずれ向き合うわけですから、一旦目を伏せる。それは、大きな波に飲み込まれないようにするための、ひとつの方策かと思います。

心理学や脳科学の世界では、特に自分の調子が悪いときには大事な決断をしてはいけないという指摘が繰り返しなされています。ネガティブなときに脳が使うのはネガティブなことを考える傾向の強い部位であることがわかっているからです。言い換えればそこが働いている以上【いい考えは浮かばない】ということです。

正しく生きるより、上手に生きる。割と大事なことだと思いますが、皆さんは普段どうしていますか?何もかも気合と根性で乗り切れるほど、現代社会は単純ではないと思うなら、尚更考えてみてもいいことではないかと思いますよ。

では、またお会いする日までお元気で♪

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