2017-02-22

感情も味わうと消化される?

僕は甘いものがとても好きなので、和洋関わらずよくお菓子を買うのですが、チョコもケーキもお饅頭もその美味しさに夢中になってあっという間に食べてしまいます。胃腸には優しくない話ですし、実際胃が重く感じることもしばしば。それなのに食べ終わるといつも「あぁ…もう少し食べたいなぁ…」と思います。もっとゆっくり味わって食べれば、更なる欲求も感じなくていいのでしょうが・・・

ところで、マインドフルネスという言葉を聞いたことありますか?ここ最近、心理療法の世界でも注目されているストレス対処法のひとつです。今ここで起きていることに注目して、生まれた感情をじっくり味わうというものですが、ストレス緩和だけでなく、うつやその他の精神疾患の治療法のひとつとして実績を上げているそうです。(ハーバード大学などは授業でも取り入れているという話もありました。実際に学生の集中力が上がり、目標達成率も上がっているとか)

考えてみると、日常生活で遭遇する様々な心理的ストレスを、仕方ないといって流したり、考えたくないからと見ないようにする人は、案外多いのではないでしょうか?しかし、流したり見ないようにしたからといって一度生まれてしまった感情は消えるわけではありません。それどころか、心のどこかに隠れたまま「苦しさ」「怒り」「不安」といった感覚だけをフラッシュバックのように蘇らせ続けます。ですから何をやっていても、嫌な気分が続くことになりますし、脳の機能上ネガティブな感情をどんどん膨らませてしまい、酷い場合には体調を崩すことさえあるでしょう。

話を元に戻します。実際にマインドフルネスがどういった効果を生み出すのかは、僕の専門外なのでなんとも言えませんが、目をそらさずにネガティブな感情とも向き合って消化したり受け入れたりするという意味では、想像力で必要以上に自分を追い詰め続けることからは解放されるような気がします。

自分はそういうタイプだなぁ…と思うのであれば、ひとりでも、あるいは誰かと一緒にでもいいので、見ないようにしていたストレスと向き合ってみてはいかがでしょう?心理学先進国の欧米の研究がお墨付きを出しているくらいですから、意外な効果があるかもしれませんよ~

僕も早速帰りにケーキなど手に入れて、仕事のことなど考えず、その甘さだけに集中して、じっくりと湧き上がる感情と向き合ってみたいと思います。そうすれば、際限のない欲求はなくなるという仮説を検証することもできますからね。夜に甘いものなどもってのほかですが、仕事の為なら仕方ない。帰り道の洋菓子ボンボン、まだケーキ残っているかな~…

では皆さん、今日から早速「マインドフルネス」試してみましょう!でも食べ過ぎにはくれぐれも注意してくださいね。

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