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2018-01-09

病んだ心を知識が救うとしたら

勉強会の冒頭で「知識は最適な自己防衛になり得ます」と、話をすることがあります。例えば、体の具合が悪くなったとき、中途半端な知識からの連想は不安や恐怖の原因になりますし、経験したことのない状況に陥るとパニックを起こしたりするということがあります。知らないということは、精神を追い詰める基本的要因のひとつなんです。

逆に、例えばお化け屋敷に入る前に【どこに何が待っていて、どういう風に驚かすか】を知っていれば恐怖感は激減するでしょうし、マスクをすればある程度感染を防げると知っていれば、落ち着いて行動することもできるでしょう。どんなことでもそうですが、知識があるということは精神的な動揺を最小限にできるということです。

では、人間関係についてはどうでしょう?家族や恋人と上手くいかない。上司とそりが合わない。友人といると疲れる・・・などは簡単に解決できる話ではありませんし、人によっては仕方なく自分が我慢することで、問題を先送りにしていることもあるでしょう。しかし、先程も書いたように、このような場合でも専門的知識があれば、ある程度ストレスを軽減できるかもしれないし、もしかしたら良い解決法が見つかるとは思いませんか?

中には「いろいろ考えたし、本も読んだ。様々な試行錯誤もしてみた。それでも上手くいかないものは上手くいかない。もしかしたら、自分に問題があるかもしれないとさえ思い始めた。もうお手上げだよ」という人もいるでしょう。でもその考えの元になっているのは【今までの経験と自分の持っている偏った知識】なのではありませんか?

自分の考えも大切ですが、それで上手くいかない以上、何か足りないと考える余地はあると思いますし、結論を出す前に、あるいは心が疲弊して病んでしまう前に足りないものを補充することは、決して無駄なことではないと思います。

カウンセリングを利用する人の多くは、長い時間自分で考えて向き合ってそれなりの結論を出して頑張ってきた人たちです。そして精神的疲労が蓄積して調子を崩してしまった人たちです。精神医学の世界ではよく言われますが、一度壊れてしまったものを元に戻すのはとても時間がかかります。皆さんもご存知のうつや各種神経症の類ですね。カウンセリングでも同様のことが言えます。頑張ってきた期間が長ければ長いほど、精神的な改善には時間がかかるのです。既に疲弊している状況で時間をかけねばならないことは、どれほど負担がかかることか、考えるだけで辛い気持ちになります。

ですが、そこまで追い込まれる前に、必要な新しい知識を補充して、上手くストレスを軽減することができたなら、きっと限られた人生の時間をより有効に使うことができると思うのです。そして、それは私がカウンセリングとは別に勉強会を立ち上げた理由でもあります。

人間関係において専門的な領域である心理学と脳科学には、相手が「なぜ常識がわからないのか」「なぜ気持ちが伝わらないのか」についての知識や分析がそれぞれの傾向に応じてたくさん存在しています。もちろん知識だけでは役に立ちませんが、知識がなければ有効な手立てを立てることも難しいでしょう。少なくとも、先に書いたように「知っていれば、落ち着いて行動できる」可能性が今までよりは高くなるはずです。

現在、人間関係で苦しんでいる皆さんに言いたいのは、やはり「知識は最適な自己防衛になり得ます」ということです。自分に合った新しくて正しい知識は、きっと現状に変化を与えてくれます。結論を出す前に、一度考えてみてくださいね。(悪い状況が長く続いているのであれば、簡単に低い熱量で解決を促す方法はあまりお勧めできません。例えば、あっという間に解決!とか、一瞬で変わる!などです。わからないときは気軽にご質問ください)

ということで、今日の話はおしまいです。また会う日までどうかお元気で!

うちだ

P.S.

今年も勉強会や交流会はできる限り実施しようと思います。まだ案の段階ですが、いくつかの〇〇会も派生させて、精神的な状況に応じた選択肢を増やせられればと考えています。現在参加されている皆さんにもお手伝いいただくことがあるかもしれませんので、どうかよろしくお願いします。

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