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2018-04-23

自分を客観視するのは難しい

自分を客観視するのは難しい

青空の広がる暖かな日は、公園のベンチでのんびり本を読みたい派です。今日は4月22日。こんにちは。良い週末を送っていますか?私はというと、昨夜はHSPの交流会があって随分遅くまで皆さんと語り合っていました。参加される方の組み合わせによって話の内容や皆さんの雰囲気が様々に変化するので、客観的に見ていると毎週興味深いものがあります。

さて今回の話は「客観視」について。皆さんは自分を客観的に見ることができますか?

自分を客観的に見ること。これはなかなかに難しい。人は自分の都合のいいように物事を見る生き物ですから、自分のことについては、かなり都合よく捉えている可能性があるからです。また、人は一度思い込むと考えを変えることはめったにしません。こうだと思ったことを変えるのは余程の衝撃を受けたときくらいでしょう。

例えば、うつ病を発症したAさんの話。

最近仕事場の同僚から「調子悪い?」と盛んに言われるし、先日会った友人にも「なんだか話し方や様子がおかしいから、一度医者に行ってみたら?」と言われた。確かに仕事が忙しくて寝不足が続いているけど、体調は問題ないし、精神的には強い方だから鬱などあり得ない…。

これは、うつ病になる人の多くがはまるパターンです。自分のことは一番よくわかっている筈なのに、実際には思い込みや都合がそれを曇らせてしまっていて、結局周りの方が自分の変化に先に気づく。皆さんも似たような経験をしたことありませんか?やはり自分のことを客観視するというのは少々難しいようです。

しかし、客観視できないと困ったことになる場合があります。それは上にも書いたように、不調や悩みから脱するのがとても難しくなるということ。例えば家を建てるときに、土地の地質や周りの環境がわからないまま、思い描く家を組み立てはじめても失敗する可能性が高いですよね。やはり土台の性質をよくわかったうえで、それに応じた組み立て方や材料を模索しないと、しっかりとした安心できる家は期待できません。

人の場合もそれと同じで、自分の性格や思考パターン、体調や状況がよくわかっていないのに、とにかく変わりたい!と頑張っても空回りするばかりでしょう。それにそういったパニック的な心理状態のときは、良い考えは浮かびませんし、どこかに答えが落ちているような気がして手当たり次第に探る非現実的な方法を取りがちです。それでは、失望を重ねるばかりだし、エネルギーが続きません。

まずは落ち着いて自分の今の状況を把握する。そして、何が必要でどこを変えたいのかという方針を立てる。その上での変化への行動です。

客観視することの大切さ、分かっていただけたでしょうか?しかし、分かったからといって客観視が上手く出来るわけでもありません。そこで、今回は仕事柄お勧めできる3つの方法を紹介したいと思います。

① 感情記録 ② 人と交わる ③ カウンセリング

①感情記録 認知療法で使用される方法で、まず《どんな出来事があったか》、次に《その結果生まれたネガティブな思考と感情》という2点について日々記録し続けるというものです。1か月も続ければ、自分が何でどんなふうに心を揺さぶられているかが見えてきますし、自分の思考パターンの内、特に歪みが酷いもの(過剰に怒りや悲しみを感じるもの)も発見できるかと思います。この方法は本来認知の歪みを発見・修正するのに使われますが、文字にして記録することで自分を客観視できる最適な方法のひとつだと思います。

②人と交わる Aさんの話にも書きましたが、あなたに近い人(友人や家族)ほど、あなたの欠点や長所、性格の癖などを把握している可能性が高いことがあります。(※あなたが偽りの自分の姿で付き合っていない限りですが…)ですから、人と交わることは、他者を通じて自分を知るいい機会ともいえます。もし、既に信頼できる相手がいるというのであれば、思い切って《自分についてどう思うか》、また《良いところと悪いところ》など質問してみてください。当然自己評価とはずれることもあるでしょうが、『そう見えている』ということを確認するだけでも、自分を知るいい機会になると思いますよ。(聞き取った内容については、記録しておくことをお勧めします。また、これは友人以外でも信頼できる人なら有効な方法です)

③カウンセリング 日本は精神疾患への理解が遅れていることも相まって抵抗を覚える方が多いと思いますが、欧米ではカウンセリングが思考整理や自分を知るための機会として一般的に利用されています。本来カウンセラーは伺った話を通じて今のあなたの状態を映す鏡の役割を担っていますので、周りに自己開示できる環境が無い場合は、ちょうど良い仮の友人として(利害関係はありませんし、守秘義務もあるので、あなたの話が漏れたり何かに影響をあたえることもありません)利用することができます。(※カウンセリングの成否にはカウンセラーの知識や経験も影響ありますが、一番大事なのは合うか合わないかです。合う相手を見つけるのは大変ですが、自分のことですから粘り強く探して欲しいと思います

他にもあると思いますので、あくまで参考意見として受け取ってください。

ということで、今回の話はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました。また会う日までどうかお元気で!

 


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