親子関係・性格への影響
~あなたの性格や価値観は誰のもの?~
リフレイムの柱の一つである親子関係。以前は気質や性格は基本的に遺伝的なものであるとされていましたが、最新の研究にて、気質や性格の8割前後が親子関係の影響を受けて構築されることがわかってきました。
もちろん、それ自体は問題ありませんし、子供は親の影響を受けることで成長するものです。しかし、自分自身の気質や性格の影響で人間関係や社会生活が上手く営むことができない場合は別。全てではないにせよ、親子の愛情の在り方に何らかの問題があった可能性を考える必要があります。
【親の愛情を愛情と受け取れなかった場合に起きがちな問題例】
・自己評価の低さ
・自己否定の癖
・他者の目が気になりすぎる
・わかって欲しい気持ちが強い
・孤独は嫌だが一人を好む
・大人数の集まりが苦手
・自信がないのにプライドが高い
・人間関係に疲弊
・上手く話すのが苦手
・雑談が苦手
・友人や配偶者にも気を使う
・正しさにこだわってしまう
・怒りを感じることが多い
・親にされた嫌なことを子にしてしまう
・助けを求められない
・上手くいっているように見せかける
・短時間で距離を詰めすぎる
・人との距離感がわからない …etc
親子関係に問題があると自認した場合でも、親の責任を追及する方法では上手くいかないばかりか余計状態が悪化します。それは統計的にもわかっている事実です。ですから「これは大人の責任として自分自身で対処する問題だ」と覚悟を決める必要があります。
ただし親子関係の問題に個人で向き合う場合、思考が感情に振り回されがちなために、落ち着いて取り組むことがかなり難しいのも事実です。感情を抑える為のエネルギーだけで疲弊してしまうことも多々あり、継続的に課題に取り組み辛いのです。(親子関係の影響を受けた感情は、不安や恐怖に過剰に反応するようになります。多くの方が様々な自己啓発本を読んで「意味はとてもわかるけど、実践になるとできない」と感じるのも、不安や恐怖を抑えつけて実践しようとすることに感情が強く拒絶反応を起こしてしまうからだと考えられます)
そこでリフレイムでは親子関係由来の気質・性格・価値観の在り方と対話を通じて向き合い、問題点を抽出し、感情に配慮しながら本来の自分の回復をサポートするようなカウンセリングや勉強会を実施しています。
※親の愛情の歪みが原因の愛着障害、アダルトチルドレンや毒親などの補助概念(現時点では大人の愛着障害という概念が正式には規定されていない)で苦しんでいる多くの方と関わってわかったのは、統一された対処法では限界があり、実際にはそれぞれの人に合う方法を見つけていくしかないということでした。ですから、この問題に対処するにあたっては『それぞれの人にそれぞれの方法』という基本姿勢を維持しています。
※ICD11にようやく登場した『複雑性PTSD』については、この問題に対するとても説得力のある捉え方だと思います。一方で何もかもをこの概念で説明するには、まだ日本に入ってきている情報が錯綜している段階ですから慎重さを維持しつつ扱う所存です。
まずはお話を聞かせてください。抑えつけられて見えなくなっている自分自身の本質と再び向き合えるような、未成長の本質の成長を促し自分自身を回復させられるような、一人一人に合ったオリジナルな方法をご提案させていただきます。
※考えを変えない親を(子を)カウンセラーの立場から説得して欲しいというご依頼がありますが、上手くいくことはありませんので、基本的にお断りしています。カウンセリングはあくまで当事者が「変わりたい」と思ったときにお役に立てる方法論ですので、ご理解よろしくお願いいたします。
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