2016-12-23

これって心の病気?

心の病気かどうかの自己基準

心の病気

ストレス由来の体調不良や精神状態の悪化に対し、どの段階でメンタルクリニックへ行かねばならないか?についてですが、それは「日常生活に支障が出始めたら」かと思います。例えば、朝起きられなくて会社に遅刻してしまうことが増えた、夜眠れなくて日中に居眠りを繰り返す、仕事や家事の途中で息苦しくなったり眩暈がしたりして集中できない、頭の中がザワザワする感じで落ち着かない、以前よりピリピリすることが増えた、何でもない瞬間に涙が止まらなくなる・・・などですね。

しかし問題は、日常生活に支障が出ているということは、既にかなり悪い状態だということです。言い換えると回復にかなりの時間を必要とする段階になっています。だから現実的に支障が出ているにもかかわらず「これくらい気合で!」と頑張って乗り切ろうとすれば、更に決定的に悪化する可能性が大きくなってしまいます。そうなると、本当に仕事も家事もできなくなってしまいますから(とはいえ心が壊れてしまったことの無い人にとってこれは想像もできない状況です。よって悪化する前に深刻に捉えることは少々難しいですが…)、それこそ本末転倒の選択です。

精神の問題は見えないだけに、実に多くの人が「頑張って」乗り切ろうとしますが、頑張るにも限界があります。目に見える状態になってからでは遅いので、「どうもおかしいな・・・」という段階で、対策を考えるのが一番。

何度も書きますが、ストレス由来での不調が長く続いたら「精神の問題だから頑張って乗り越えよう」という選択をする前に、是非メンタルクリニックをご検討ください。

まだそこまで日常生活に支障が出ていなかったり、そういった選択に抵抗があるのであれば、一旦カウンセリングを受けてみるという方法もあります。今の自分の状態や気持ちを話してみるだけでも思考整理が進み、落ち着く場合もありますし、対策を考えることでこれ以上の悪化を防げることもあるからです。
※お話を伺ったうえでカウンセリングだけでは難しいと判断した場合は、メンタルクリニックをお勧めする場合があります。

大事なのは、なりふり構わず頑張ることより、長きに渡り頑張れる状態でいること。長い人生です。どうか自分を大切にしてくださいね。

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