2017-01-11

目標を達成できない理由

テレビの代わりに

新年の目標は立てましたか?もし、それが毎年持ち越されている内容であれば、目標の立て方を見直す機会かもしれません。

私たちは、左脳で言語を処理し、右脳でそれをイメージ化して行動に移します。例えば「1日2時間勉強する」という目標は左脳で理解され、右脳で具体的にイメージされ実行に移るというわけです。

ところが、「テレビを見ない」という目標は左脳で理解されますが、右脳でイメージ化されるのは「テレビを見ている自分」です。これでは目標達成は難しいですよね?初めの目標設定と何が違うのかわかりますか?

実は脳は行動の禁止をイメージすることはできません。簡単に言うと「しないこと」ではなく、「すること」しかイメージできないのです。

確か以前に「白クマのことを考えるな」と思えば思うほど「白クマ」のことを考えてしまうものだ、というような本が有名になったと思いますが、それと同じことです。

ですから、同じ目標を立てては毎年のように持ち越してしまう人は、もしかしたら「~をしない」とか「~をやめる」というように、何かを禁止するような目標の立て方をしている人かもしれませんね。

そこで、この脳の性質を逆に利用して、目標を立てることにします。

例えば「今年はテレビを見ない」という目標を、「今年はテレビを観たくなったら、お湯を沸かして丁寧に珈琲を淹れ、じっくりと味わいながら課題の本を5ページだけ読んでみる」というように、することをメインに目標設定します。禁止や否定のように脳内変換も起きず、肯定的な上に具体性に富みますから、スムーズにイメージ化されて、かなり実行しやすいはずです。

というわけで、もし思い当たることがあるようでしたら、「忘れない」⇒「メモを取る」、「寝坊しない」⇒「早く寝る」などのように、「しないこと」ではなく「すること」で目標を設定するところから始めてみましょう。

ではまた会う日まで、お元気で♪

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