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2017-01-26

HSPでお困りの方へ

HSPとは、ユングのタイプ論(内向型)では説明しきれない性格特性の存在に気付いたエレイン・N・アーロン博士によって提唱されている考え方で、Highly Sensitive Person (極度に敏感な人)の略です。彼女の研究によると、人類の20%はHSPであるということです。割合についてはいくつか説が出ていますが、研究内容に関しては現在のHSPの考え方の基礎になっています。

【長所的特徴】
・多角的に情報を読み取れる・繊細な思考ができる・慎重で思慮深い・気配りができて優しい・想像力に富む…など

【短所的特徴】
・情報過多で混乱しやすい・突発的対応が苦手・思考先行で行動が鈍る・他人や環境に振り回される…など

他にもいろいろありますが、マイナス面を見れば、傷つきやすく神経が緊張しやすいので、原因不明の不調に悩まされたり、酷いときには精神疾患のきっかけになることもあるでしょう。しかしHSPは病気ではなく、性格分類の研究から生まれたその人特有の気質や性格を理解するための概念です。本来の目的通り自己理解の概念として上手く利用すれば、よりよく生活できますし、気質に対する工夫も考えやすくなります。

また近年の研究で性格は遺伝子要因よりも成育環境で形成される割合が大きいことがわかってきました。要するに後天的にHS傾向が強化される場合もあるということです。特に対人関係において、気を使い過ぎて自分を抑える傾向が強い場合は、その可能性が大いに考えられます。その場合には原因を特定して対処することも一つの効果的な方法です。(年齢的に早いほど改善に取り組みやすい傾向があります)

上記の理由により、リフレイムではHSPと自認されている方に対し、成育環境が大きく影響する「自己否定傾向」からアプローチを試み、成長段階での親からの歪んだ愛情(根拠のない厳しさ・自己満足的しつけ・過保護・ネグレクトなど)やいじめ、パワハラによって、自分を抑えて他者の機嫌や目線、世の中の価値観を意識せざるを得なかった状況がなかったかをチェックした上でHSPカウンセリングを行っています。(先天的なHS気質に関しては、生き辛さを軽減するような方法を一緒に見つけていきます。また他の要因も考えられますから、原因を固定せず、あくまで話を伺ったうえで探っていきます)

また、HSPと自認されている方はもちろん、空気を読み過ぎたり、気を遣いすぎる傾向にある人の勉強会や少人数での交流会を企画して、抑えていた感情を吐き出す対話療法などを通じて自己受容の機会を増やす取り組みもしています。※専門知識を持ったカウンセラーのガイドの下で、自分の感覚に近い人と意見を交わすことがHS気質の受容に高い効果を上げることは実証されています。

自己の再認識を通じて今よりも生きやすくするために、カウンセリングだけでなく、勉強会や交流会を通じても知識や方法、環境を提供したいと考えていますので、興味ある方はいつでもお問い合わせください。

◆お願い(重要!)
発達障害や人格障害の一部、社交不安症などの精神疾患※を抱えている場合にも、HSP気質が強く出ることがあります。普段から現状を(HSP気質を含め)二次障害であることに気づかずに対処していると症状自体悪化します。
HSP気質について知識を得て対処しているのにあまり効果がなかったという場合は、一度専門医の診断を受けることもご検討ください。また交流会での様子をもとに私の方からHSP気質以外の可能性についてお話させていただくこともあります。※ADHD,ASD,社交不安障害,愛着障害,適応障害などの精神疾患や、長期的な抑うつ状態(悩んでいる状態)など。

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