2017-04-19

言い訳する人しない人

言い訳する人しない人

自分のミスで遅刻したときに、まず言い訳しますか?それとも謝るだけですか?

言い訳が先にくるのは、自分を守るとか、相手の気分を害さないとか、その場をうまく乗り切るなど、いろいろ考えてのことでしょうが、残念ながらまずは謝るという選択をしないと、相手の気分を害することが、心理実験にて分かっています。

理由ですが、まず先に言い訳するあなたは、問題を起こしてしまったことに対し、どうしたら上手く切り抜けられるかを優先して考える傾向がある人ですから、どんな場合でもまず先に言い訳することが多いはずです(無意識でしょうが)。ところが遅刻の度に様々な言い訳をするので、やがて周りの人は理由の如何に関わらず『あなたの言い訳=嘘』と考えるようになります。多分話は聞いてくれるでしょうが、内心では「・・・」とあきれているわけです。(この国のたいていの人は、大人の言い訳にうんざりしています)

また結果的に追い詰められずに、なんとかその場をやり過ごせてしまうので、深い反省が行われないまま時が過ぎ去ります。ですからしばらくすると性懲りもなく同じ過ちを犯すでしょう。そしてまた言い訳を・・・と負の連鎖は止まりません。結果、ほとんどの人にあなたは信頼されないことになっていきます。(あなたには理由もなく人が離れていくように感じられることでしょう)

思考回路は人それぞれでも、パターンはそれぞれに一定です。自分が気づかないうちに何度も同じことを繰り返している可能性は充分考えられます。(怖い話です)

では謝るだけの人はどうでしょうか。「高倉健じゃあるまいし、社会じゃ通用しないよ!」と思ったあなた、それは違います。もちろん謝り方もありますが、このパターンの人は問題を起こすと強く反省するタイプの可能性がありますから、そうであれば心から自分を責めているはずです。そうであれば「責めを受けるべきだ」と考えるので謝ることしかしないわけです。ゆえに同じ過ちを繰り返さない人ともいえるでしょう。(例外はありますが)

そのように遅刻をほとんどしたことない人が、遅刻してただ誠実に謝り続けたらどう思いますか?多分ほとんどの人が『何かあったの?事情があるんでしょ?』と思います。結果的に、そういう人は周りから心配された上に、言い訳せずとも理由まで聞いてもらえるのです。

必ずとは言わないまでも、言い訳をせずにまずは謝ることが、どれほどポジティブな効果を生み出す可能性を持っているかわかってもらえたでしょうか?ということで今後は断然『高倉健方式』をお勧めします。

※謝ればいいんだろ!という人は今回の話とは関係ありませんのであしからず。

ところで4月と言えば・・・新入社員。遅刻にはくれぐれも気をつけてくださいね。それでも遅刻したときはまず「申し訳ありませんでした!」です。あ、でも上司によっては使えないこともあるので先輩方にしっかりレクチャーを受けておいてください(大人の社会では真っ当な理屈が通用しないこともたくさんありますから)

今日の話はここでおしまい。では、また会う日までお元気で!

関連記事 ⇒ カウンセリングの効能
関連記事 ⇒ リフレイムの心理カウンセリングについて
関連記事 ⇒ オンラインカウンセリング


関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です