2017-12-29

総括|2017

総括|2017

2017年は大きな変化の年だった。移転して初めての場所である高岳での仕事、山を再開したこと、勉強会や交流会を立ち上げたこと・・・今までの自分には考えられないくらい変化を渇望していた一年だった。また個人的にも人間関係について考え直すいいきっかけとなった一年でもある。多分付き合い方も付き合う相手も大きく変化したと思うし、それが精神的ストレスを随分軽減することにつながったことは予想以上のことだった。

そんなわけで、色々な呪縛(笑)から解放された私の来年の抱負は・・・とその前に今年の総括。

山のこと

「どうして山に登るのか?」これは山に登る人なら一度は聞かれる質問である。ジョージマロリーのように「そこに山があるから」などと言う人は少ないだろうが、私の場合はいろいろひっくるめて「脳内が真っ白になってスッキリするから」というところだと思う。日頃付きまとってくる様々な雑念は、必死に登っていくうちに徐々にどうでもいいことに分類され脳内から消えて行ってしまう。残るのはただ「どう無事に歩くか」という一点だけ。脳を休めるという意味においてこれほど理想的な状況はない。下界に戻ってくる頃にはすっかり健康な精神状態になっているし、仕事上のいくつかの懸念事項もすっかりまとまっており、帰りの楽しみである温泉では心からリラックスすることができる。こうなると最早なくてはならない時間と言ってもいい。2018年もガツガツと登り続けたいと思う。

HSP交流会のこと

HSP交流会なるものを11月から月に2,3度実施してきた。簡単に言うと『感覚的に敏感で繊細過ぎて少し生き辛さを感じている人たちが集まって、色々話し合ったり相談に乗ったり報告したりすることで思いを共有し、少しだけホッとできる場所にしていこう』という集まりである。この試みは今年最大のチャレンジのひとつだったので、自由に会話を!と言いつつも意義のある集まりにしたい気持ちもあって、出来る限りエネルギーを注がねば・・・と考えていたのだが、皆さん話してみると意外な面を見せて盛り上がったり、なかなか聞けない興味深い話も飛び出したりと、思ったより楽しく展開しており、回を重ねるごとに無理せずとも自然な会話が交わされるようになってきた。参加者の方のキャラクターに助けられている部分も大きいが、思ったよりも有意義な会になっているのでは?と内心喜んでいる。HSPの場合、緊張を伴わないのであれば他者と交わることはとても良い影響を及ぼすといわれているので、2018年も引き続き試行錯誤しながら続けていきたいと考えている。

クリスマスの奇跡

自分のことだけでも精一杯のはずなのに、ましてや家族でもない他人のことを受け入れるなんて本当に凄いことだと思う。何というか私まで報われた。(仕事の性質上、交流会で起きていることは一切書けないが、思わず目頭が熱くなるようなことが目の前で起きたので記しておきたい)

仕事

以前に誰か(海外のカウンセラーさんかな?)が「クライエントが卒業するときはとても悲しい。なぜなら我々は家族や友人以上に自分をさらけ出して話し合ってきた、ある意味誰よりも深い友人だったからだ」というようなことを言っていた。振り返ってみると、ここにカウンセリングで通っていた人たちのことは、会わなくなった今でも「元気でいるかな」とまるで古い友人のことのように思い出すことがある。だから、その言葉にとても共感したことを覚えているし、今でもときどき思い出す。良いか悪いかは別としてきっとそこが自分の目指すところなのだろう。ということで、2018年もそんな場所であるように頑張っていきたい。それが来年の抱負である。

では、また2018年に会いましょう。どうか良いお年を。。

リフレイム代表:うちだひろし


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