2018-03-29

嫌ならやっていないと言える人

昨夜はちょうどBSで放映されていた映画「ワイルドスピード」を観ていました。カーアクションという分野の作品ですが、なかなかに面白くて、時間を忘れて観ることができたのですが、ひとつ気になるシーンがありました。

それは、友人の捜査官に頼まれて潜入捜査を手伝ったために事故に巻き込まれて記憶を無くしてしまったヒロインに、元捜査官が謝るシーンでの会話。「私が君に頼まなければこんなことには・・・」と悔いる捜査官に彼女はこう言います。「ひとつだけわかることがある。嫌だったらやっていなかった」。。

記憶がないので当時の自分の気持ちはわからないとしつつも、少なくとも私はそういう生き方をしているはず、という言葉には自分の人生に対する責任のようなものを感じました。

自分に自信が持てないという悩みを持っている多くの人は、日常生活の中で「仕方なくやっている」ことを多く抱えています。相手に悪く思われたくない、いい人でいたい、嫌われたくない、空気を乱したくない、だからここは仕方ないが我慢して・・・。

確かにこういった考え方は人間関係を維持する為にある程度必要なことは否めません。しかし一方で「嫌だけれど仕方なくやる」ことが多ければ多いほど、人の精神状態は不安定になるのも事実です。我慢し続けたために、心の病を患ってしまった人も数多く見てきました。

「仕方なくやる」ということは、自分を捨てて人の為に生きているのと同じこと。それを続けた結果、とても報われたし幸せだというなら何も言いませんが、「こんなにも自分を抑えて生きてきたのに、誰もわかってくれなくて辛い」なら、そろそろ考え直す時期ではありませんか?

自分を隠し続けるということは、あなたという人格を誰も理解する機会を持てないということです。やりたいことだけをやりましょうとは言いませんが、自分を消し続けるような選択が人生を豊かにするとも思えません。ですから行き詰ったときが変えどきです。まずは大切な人に考えを隠さず話してみることから始めてみましょう。そして、いつか「嫌ならやっていない」と言えるといいですね。。

というわけで今日の話はここまでです。また会える日までどうかお元気で。。

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