評価されないことに腹が立つ

評価されないことに腹が立つ

とても頑張ったのに!かなりいい出来だったのに!結果が出たのに!思うほど評価されなかったり、自分よりも結果が出ていない人が逆に評価されたりなんてことありませんか?そんなときはとても腹が立つし、一体どこを見ているのだ?と上司への不信感で一杯になったりしますよね。

ただ、そう思う前に少し考えてください。ではあなたは「褒められるために」それをやったのですか?「褒められないなら」やらなかったということですか?

例えばそれは、子供が「ゲームを買ってもらえるから」テスト勉強を頑張ることに似ていると思いませんか?「面接で合格するために」会社の概要を暗記することに似ていると思いませんか?

こういった評価のための行動は、「喜びは人からもらうもの」という誤った固定観念から生み出されているのかもしれません。あるいは他者依存の傾向が強いのかもしれません。

心理学者のアドラーは、誰かの幸せのために「自分が役に立ちたいから」行動することが、結果はどうあれ、自分の幸せの元になるのだと言いました。考えてみるとそれは当たり前のことのように思えますが、我々はいつのまにか誰かに評価されることが必要だという捻じれた価値観を育ててしまったようです。

なぜ評価されないんだ!といつもカリカリしてしまうならば、そもそもなぜそこで働いたり学ぶことを選択したのかを思い出してみてください。きっと初めは仕事を覚えようと一生懸命打ち込んだり、役に立てる喜びを感じたりしていたはずです。その結果として褒められることがあれば嬉しかったでしょうが、それはあくまでおまけみたいなもので、一番は自分がどんどんできるようになることの喜びだったのではありませんか?

頑張った結果、褒められるのは嬉しいことですが、褒められるために頑張るのとは違うことを忘れないようにしたいものですね。それでも…どうしても腹の立つ自分を抑えられないときは、いつでもご相談ください。

※職場の人間関係が悪い場合は違う話になります。

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