自己認識と自己開示の試み
~オープンダイアローグ的アプローチ~
◆思い
自分に自信のない人ほど、他者の影響(主に親)による自己否定の傾向が強く、自己理解が不十分で自己開示や自己表現がとても苦手です。また自責感情や他者への怒りが蓄積されて、抑うつや様々な精神疾患発症の可能性も高まります。そういった傾向を持つ方の多くは、思考優位の傾向があるともいわれています。言い換えると考え過ぎてしまうということです。
現在「オープンダイアローグ」という心理療法がフィンランドで広がりを見せているのですが、これは対話を軸とした相互理解を通じて症状を改善させていくという画期的な療法。対話を通じた相互理解(主に自己理解)には、自己否定傾向を改善し、安定した精神状態を獲得するという効果が認められているのです。
そこで、リフレイムのカウンセリングでは、自己認識を重要な課題と捉えた上でクライエントとの対話を行っています。方法との相性が良ければ「自分がどうしたいのかわからない」「何が好きかわからない」が「私は~のように生きたい」「~がしたい」のように、自分主体の考え方ができるようになることが期待できます。
また、以前「心理学カフェ」という、テーマに応じて自分の考えを発表し意見交換を進めながら自己理解をするワークショップを行っていましたが、参加されたお客様より頂く意見として多いのが、「だんだん自分というものが明らかになってきた」「どうやって生きていけばいいかということに対し腑に落ちることが増えてきた」といった感想でした。これはまさに「オープンダイアローグ」における効果に類似するものであり、自己理解を深める為の新しい可能性でもあります。
上記のように自己理解を進めることが、精神の安定につながることが解明されていることも踏まえ、リフレイムではカウンセリングに加え、2020年からは数種類の対話を軸にしたワークショップを展開しています。深く考えるのが好きな方や心理学に興味の有る方、また精神的な不安定さを脱してこれからをどう生きていくかを課題とされている方にお勧めのワークショップです。興味の有るみなさん、この機会に私と一緒に深まりませんか。
◆自己認識と自己表現の試み(下記のリンクより詳細ページへ)
① カウンセリング ~1対1の対話~
・ご自身の日常生活での選択から、隠された本質を引き出していきます。心が動いた事項を手掛かりに、自己理解を進めていきましょう。自己理解が進むほどに、自分の選択が腑に落ちるようになり、自信の意味を体感できるようになります。また、ワークショップのフィードバックに利用するのも効果大です。
リフレイムでは、「自分がわからない」という方向けに自己理解を深める試みを行っています。方法は➀各回の課題に取り組みながら分析を深める|➁対話を通じて自己理解を深める、の2種類です。取り組みやすい方法をお選びください。
➁ 心理学ワークショップ ~グループ対話~
・クライエントさん限定の対話練習会でご自身の状態にあったご提案があります。自己表現やコミュニケーションの練習に重点を置いていますが、安全安心な人間関係の体験の場としても最適です。継続参加で効果が徐々に実感していただける内容です。(オンラインコミュニティもご検討ください)
◆関連ページ ⇒ 自信のなさという病に
◆関連ページ ⇒ 自分を見つける前に
◆関連ページ ⇒ 人間関係の作り方