2017-03-10
ないものよりあるもので
自分に○○があれば××なんだけどな、なんて考えることありますか?
しかし残念ながら「自分にもそれがあれば幸せになれるのに」という考え方は、どこかの誰かへの漠然とした羨望と「パズルが完成しないのは、ピースが揃っていないから」という自己防衛的な理由を強化するだけです。
お金があれば、恋人がいれば、一流企業なら・・・・・もし、幸せのカギを自分にないものが握っているのだとしたら、どう転んでも一生幸せになれないですよね?
それに、自分には大切なカギがないという考え方では、自己肯定が根底からできていないことになります。(心理学者のアドラーは自己肯定感も否定しますが、それはまた別の話)認めて欲しい一方で、自分には何もないからダメ!という逆の呪いをかけ続けているようなものですからね。
ですから「~があったら」に毒されてきたら、一旦立ち止まって「自分にあるものは何だろう?」にシフトするのは大事なこと。。自分を受け入れるって現実的に生きるってことだと思います。あるものを使って是非とも自分らしいリアルなカギを作りだしてください。
もっとも心理学の研究では、成育環境において何らかの問題を抱えていた人は、自己否定傾向が強くなる上に、他にあって自分にはないものに囚われる傾向にあることがわかっていますので、自分ではどうにもならないと感じる場合は、一度専門家に相談してみるのは大事なことかと思います。この分野の研究と対処法は現在かなり進展していますので、お力になれることも多いと思いますよ。
ではまたお会いする日までお元気で!
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