カウンセリングの役割
カウンセリングの役割
カウンセリングって何ですか?と質問されることが多いので、抽象的なお話を少し。
人にとって辛いことの一つに、漠然とした恐怖感に耐え続けることがあります。特にそこにあることはわかっているけど、怖くて見られないものがある場合は、精神的にかなり追いつめられることになるでしょう。そして想像力が豊かな人ほど、恐怖感は日毎に際限なく大きくなります。実際に一番怖いのは【想像力が作る恐怖】であるという言説も数多みられるくらいです。
それが今起きつつあることなのか、悪い予感なのか、あるいは過去のトラウマなのかはわかりませんが、何にせよ恐怖感や不安感に耐え続けることは、精神疾患のきっかけのひとつではあります。人の脳は思っているほど強くはないということです。
ところで、これらの恐怖感や不安感を増大させるのは自らの想像力ですから、実際にどういうことかを知ってしまえば、想像する必要はなくなり、心が軽くなる…と考えることもできます。でも実際にはそれを確認しようとしても「ひとりでは怖いから見られない」「内容的に誰にも打ち明けられない」「相談してみたけど考え過ぎと言われてしまう」…といったことになりがちですよね。
そんなときに、一緒に恐怖の元を見てくれて、それについて相談できる専門知識を持った人がいたならどうでしょう?そしてその人が、誰にもそのことを言わないし、「恥ずかしい」「迷惑かけたくない」「心配させたくない」と思う必要もない、完全なる他人だったとしたら?
それが、カウンセラーです。そして、カウンセリングとは、一緒に恐怖や不安の元を探る作業ということになります。効能は数多ありますが、個人的には、「恐怖や不安が和らぐ」ということが一番ではないかな?と考えています。(恐怖と不安が和らげば、良い考えも浮かびやすくなります。)
「話す」とは「離す」ことです。自分の中に蓋をして隠してある主観的な問題を、一度自分の中から取り出してみるだけでも、随分と落ち着いて客観的判断ができるようになります。どうにも行き詰ったときには、是非カウンセリングのことを思い出してください。その恐怖と不安、私と一緒に見に行きましょう。。
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