不定期日記|20191004
不定期日記|20191004
コーヒーとサンドイッチ
今まで生きてきた中でどの時代も「美味しい」と思えたものは何かと聞かれれば迷わず「コーヒーとサンドイッチ」と答えるだろう。実際ここ20年くらいの間は、朝昼晩に関わらず多くの回数をこの組み合わせで食していると思う。どこがいいのかと言われると困るのだが、コーヒーとサンドイッチのコンビが持つ控えめな存在感と、私の好きな世界観との親和性に惹かれるのではないかというのが私見である。彼らは控えめでありつつも、店ごとにしっかりとした主張を持っており、まるで「話したければ聞くし、そうでないなら話さなくてもいい」と最適な距離感をキープしてくれるクールな友人といってもいいくらいだ。客数が適度で、パーソナルスペースが確保でき、落ち着いた色合いのソファとテーブルで、ボサノバやジャズが静かに流れていて、マスターの所作が美しい店という私の世界観がすべて満たされた中で何を食べたいかと言われれば、やはりコーヒーとサンドイッチなのである。そんな相手はなかなか見つからない。友人の少ない私にはありがたい存在だ。
深く話し合える人
深く話し合える人が好きである。どんなことにもこだわりがあったり、腑に落ちる理由を持って行動したりする人に会うと、とても楽しいし話が尽きない。これは、ユングの性格分類にも登場する内向型の特徴でもあるのだが、残念なことに内向型は世の中では希少な存在なので、なかなか出会うことはない。だからといって世の多数派である外向型の人にこれらの話をすると決まって「理屈っぽい」「面倒な人」「考えすぎ」とのレッテルを貼られてしまう。昔はそれでも分かって欲しくて果敢にチャレンジしたものだが、傷つくのにも疲れたので今は滅多にしない。最近誰かがツイッターで「あなたとは色々あって別れてしまったが、あなたのように深い話ができる人がいない世の中がつまらないので、お互い何も望まないという条件付きでもう一度会いませんか?」というようなことを書いていたのだが、その気持ちはとてもよくわかる。
ラグビーワールドカップ
大学時代はラグビー部だったこともあって、毎年何度かラグビーの試合を観に行く。そんななか、今年はラグビーワールドカップが日本で開催されることになって今はその最中である。かなり頑張ったものの日本戦のチケットはまったく手に入れることができなかったので、代わりにひいきの国が出る試合を近くの競技場に観に行くことにした。そういえば知り合いに今回のスポンサーになっている会社の人間がいて「営業が得意先の偉いさんにチケット配ってるけど、全然興味のない人たちだからきっと行かないんだろうなぁ」と話していた。この国は相変わらず不思議の国だ。文句を言っても始まらないので世界中の強豪が向こうからやってきてくれるこの期間を思う存分楽しみたいと思う。
映画アプリ
映画を観ては感想を言い合うのが好きなので、月に一度のペースでM氏の店でYさんと私と3人で映画談義をしている。最近とある映画アプリを3人ともやっていることが判明してSNSのように繋がりあった。するとだれがいつ何を観たかがリアルタイムで流れてくるので、会っていなくともなかなか楽しい。3人とも好きなジャンルが全く違うので、いつも観た映画を確認する度に「??」となるのも面白い。そんなメンバーだがときどき観るものがシンクロすることがある。良い映画の前では好き嫌いなど大した問題ではないのだ。ちなみに私は調子が悪いときはアクションかSFしか観れなくなるし、調子が良いと小劇場系になるので、一年を振り返った時に自分の体調の歴史を確認できるという利点もあったりする。ちなみに私が普段使う決め台詞(いつ使うかは別として)の多くは心に残る映画のワンシーンからいただいたものが多い。映画もまた私を支える大事な世界なのである。
おじさん記念日
いつもの店のカウンターでコーヒー飲んでたら旅行中の若者から「おじさん!名古屋のおススメって何ですか?」と突然声を掛けられたのだが、自分のことだと気づくまで数秒かかった上に「俺?」と呆然とする私にマスターが「他におじさんいないし」と追い討ちをかけたので9月10日はおじさん記念日/公式Twitterより
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