2017-05-11

努力しているのに変われない

努力しているのに変われない

努力しているのに変われない

以前、「変わりたいけど変われない」という記事で、変れないのはマイナスの現状にもプラスの面があることや、理想とする自分の姿が漠然とし過ぎていることをお話ししました。今回は少し角度を変えてアプローチしてみます。(まだお読みでない方は、この記事の前に目を通していただくとつながりが分かりやすくなります)

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今のままではいけない、変わりたい、という気持ちがある人が起こす行動のひとつに【成功している人の話を聞く】というものがあります。一般的には本を購入したり、講演会を聞きに行ったり、直接セミナーなどに参加することもあるでしょう。

しかし、それで大きく変わったという話を聞く機会は多くはありません。変わりたい人は、どうしたら変われるか?について、相変わらず以前と同じように悩み続けている場合が多いようです。そういう人の話を聞いてみると「なるほど!とは思うんだけど、実際に自分がやるとなるとね・・・」「やってみたのだけど、なかなか続かなくて・・・」など、得るものが多かった割には行動に移せていないことが多いようです。これはなぜでしょう?

それには『人間は人から言われたことより、自分の言うことの方が納得して聞くことができる』という人間の脳の特性を知っておく必要があります。

いくら有効なことを言われても、いくら目が覚めることが書いてあっても、なるほど!とは思うのですが、しばらくするとその効力は失われてしまいます。その理由はそれらが全て【人の出した答え】だからなんです。だから無理やり監視でもつけてやらせない限り、多くの人はそれを続けるモチベーションを保つことができない。心のどこかにある「自分とは違う」という思いがブレーキをかけてしまっているわけですね。

変わりたいけど変われない人の多くは、努力していないわけではありません。どちらかと言えば必死に変わろうともがいている。しかし何をどうやっても続かずに諦めてしまうのだとしたら、とても残念なことです。

あなたは自分の声をちゃんと聞いたことがありますか?本当に腑に落ちる答えと、自分の中にある納得の答えと向き合ったことはありますか?

変わるための答えは押し付けるものでも、学ぶものでもありません。自分の中から引き出すものです。そしてそれは、あなたが自分のことを一生懸命話しているうちに不意に出てくるものです。言葉にすると簡単ですが、これが意外と難しいために、カウンセラーという仕事は存在しています。よく誤解されますが、我々の仕事は答えを提示することではなく、クライエントが自分のことを話せるように手助けすることです。それが腑に落ちる答えを見つける一番の方法ですからね。

どうですか?もちろん、本や講演会でも見つかることは多いでしょう。ただ「今まで色々試してみたけど・・・」という方は、一度自分と向き合ってみるという方法をお勧めします。どうしても一人で難しいときは、いつでもご相談くださいね。それではまた。。

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