自分を大事にする方法
自分を大事にする方法

「自分を大事にというけれど、どうやってやればいいのかわからない」
よく質問されることのひとつです。
巷でも「自己肯定感を上げよう」「自分を尊重しよう」といった言葉が溢れている昨今ですが、皆さんは自分を大事にできているという実感はありますか?
そもそも常に精神状態が安定しているようなおおらかな人は、わざわざ自分を大事にしようと思わなくても自然とそれができるものです。子供の頃から十分に愛された環境の中で育っていることがどれほどのちの人生にポジティブな影響を齎すかは、これを読んでいる方は強い憧れとともに嫌と言うほど理解していることでしょう。
しかし親がくれる愛情と子の欲する愛情に絶えずズレが生じているような環境で育った場合は、自分の存在理由に疑問を持つようになったり、自分の無価値感に追いつめられてしまう為に、大事にするという観点を持つことはかなり難しくなってしまいます。
そのような状態が続けば、慢性的に精神が不安定な状態になって、ひどい場合は社会生活に支障がでることもあるでしょう。ですから、あまりにも苦しみに追いつめられるようなら覚悟を決めて自分の状態と向き合う必要があります。その際必要となるのが「自分を大事にできていない」ことを認識し「大事にする」とはどういうことなのかを理解することです。
大事にできていないというポイントは多々あると思いますが、私が注目しているのは「初めの感情を消化しないままに別の感情にすり替えている可能性」です。そして初めの感情の中でも特に変換されやすいのが「悲しみ」だと考えています。何故なら悲しみは感じること自体とても辛いものですし心的ダメージも大きい。そこで逆境的な環境で育つ子供の多くが、生じた悲しみを別の抱えやすい感情に速やかに変換する防衛術を身につけてしまうのです。
変換先は大きく分けて2種類だと思います。ひとつ目が「怒り」「憎しみ」などの他責感情。「分かってもらえなくて悲しい」を「わからないなんてひどい奴らだ!許せない!」と変換する感じです。自責より他責の方が負担は軽減できますからね。
ふたつ目は「欲しいものを貰おうなんて自分の考えが間違っているんだな」「欲しい種類じゃないけど、親が喜ぶなら満足しておこう」と自分で自分を説得してしまうこと。そもそも親の考えを丸々受け入れてしまえば、何のもめごともなく平和に過ごすことができます。
先ほども書きましたが悲しみに耐え続けるなど子供にはできないことです。だから防衛反応として感情を別の解釈に変換して自分を守ろうとしているのです。必死に生き抜くために頑張ったのだから本来なら褒められてもいいくらいでしょう。しかし、その防衛反応を選んだ代償は小さくはありません。初めに浮かぶ自分の思いを消し続けるということは自分の考えを尊重できなくなっていくことです。徐々に自分の価値を感じ辛くなり「消えてしまいたい」という考えに捉われるようになったり、感情が鈍化して自分の気持ちがわからなくなったりすることもあるのではないでしょうか。
そう考えるとひとつ大事なことに気づけます。初めに感じたことが自分の本当だとしたら、その本当を尊重できれば自分を大事にできるということです。「悲しい」と感じたのであれば、ちゃんと悲しまなければならないということです。
それが私の考える【自分を大事にする方法です】
思考に強い癖がついているし自分自身にバイアスもかかってしまっているので簡単に在り方を変化させることはできませんが、それでも長い人生を考えるのであれば向き合う価値はあります。時間はかかるかもしれませんが、カウンセリングを通じて貴方の抱えている隠れている感情を見つけ出すお手伝いをさせていただくことならできます。自分を大事にする方法を探しているのであれば一度検討してみてくださいね。
ではまたお会いできる日までお元気で。
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