2023-10-30

オンラインコミュニティの目的

リフレイムのひとつの柱である、家庭環境の影響による対人不安や自己否定の改善では、まずカウンセラーとの対話を通じた安心感の体験と自己理解の促進が初めの目標となりますが、ある程度自己理解が進んだ段階では、自己開示とコミュニケーション力をつけるための経験が必要になる場合があります。また複雑性トラウマの研究では、過去のネガティブな経験の影響を乗り越えていく為に、これからのポジティブな経験が重要であることが挙げられています。

そこで、純粋に心理学に興味がある方や、普段話せないような深めの話をする場所を探しているという方にはもちろんのこと、リフレイムのコミュニティには、安心して人とコミュニケーションの練習をする場所としての機能も持たせたいと考えています。

以下に安心体験を得るためのいくつかの条件を書いておきますので、参考までにご確認ください。


【ポイント】

◆人間関係に不安や恐怖を感じる人の(特にCPTSDの傾向として)傾向に、持続性の無さが挙げられます。初めは興味を持って何かを始めたり人間関係を作ったりするのですが、それが持続しないという問題です。やり始めても飽きるのも早く次に目が行きがちだったり、人間関係をリセットしたくなったりですね。しかし、安心感を獲得するには持続することはとても重要とされています(家庭環境での持続的な辛い経験で悪影響が強まったのだから、改善するには持続的な安心体験が必用ということ)。そこで、オンラインコミュニティではこの“持続的安心体験”に注目した仕組みを取り入れています。

・否定、攻撃、評価、アドバイスができないルール設定。
・参加したいときに参加できる自由な環境で「~しなければ」を減らす。
・毎週同じメンバーとの単純接触回数を増やし、人に慣れる経験を積み重ねる。
・慣れと共に気を使うレベルが無意識に下がり、発言から忖度が減る可能性。
・気を使う時間が減ることで、疲労度やモチベーションへの影響を軽減できる可能性。
・カウンセラーが司会なので、発言に対する理解やフォローで継続的な会話を経験。
・発言に対して司会は必ず話を広げるように反応するので、他を気にせず練習できる。
・テキストチャットを利用して、日々挨拶を続けることで持続性の無さの改善への癖づけができる。

※ただし、参加してみて他の参加者に感情的な反応が起きる場合は参加が逆効果と判断してください。その場合は回数を減らすのではなく、退会して原因を探ったうえで他の方法を模索することをお勧めします。(回数を減らすことは、状態の改善には繋がりません)

一方で飽きやすい(一概に飽きているということでもないのですが)ことに対しては、ある程度新しい知識を学べるようにしたり、フリートークやテーマトーク、コミュニティチャットなど色々な形を用意して対応していますが、こればかりは相性の問題もありますので、退会したい場合は申告なしで簡単に離れることができるようにしてあります。


以上がリフレイムのオンラインコミュニティの目的です。
もし、これを読んで一度試してみたいという気持ちになった方は、試しに1か月参加してみてください。またカウンセリングを受けてカウンセラーがが問題点を把握した上で参加を考えたいという方は、内田までご相談ください。

※約一年実施する中で、練習場所としてより高い安心感の確保を目指し、2024年から加入条件を追加しました。カウンセリングを受けていない方の参加は、他の参加者への影響が事前に読めないため一旦停止させていただきます。

では皆さんのご参加をお待ちしています。私と共に抱えている問題と向き合っていきましょう。

オンラインコミュニティ詳細はコチラ


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